「あたまテッカテカ さえてピッカピカ」という強烈なパンチライン。このあったまテッカテカの意味を紐解くには、ドラえもんというキャラクターの構造的特徴と、原作者・藤子・F・不二雄氏のネーミングセンスに立ち戻る必要があります。
ドラえもんはご存知の通り、22世紀からやってきたネコ型ロボットです。製造時のアクシデントによって耳をネズミにかじられ、青いコーティング塗装になった経緯があります。その球体の頭部は金属質の特殊素材(極微反力特殊コーティング皮膜)で覆われており、光を反射して艶やかに光る様子が「テッカテカ」と表現されました。
単なる外見描写にとどまらないのが、直後に続く「さえてピッカピカ」「それがどうした ぼくドラえもん」という展開です。丸坊主のような頭部をからかわれようとも、「それがどうした!」と胸を張るドラえもんの逞しいキャラクター性が凝縮されています。このあったまテッカテカの由来には、欠点や外見のコンプレックスを笑い飛ばし、自分らしく生きるポジティブなメッセージが込められています。