スーパーやコンビニの菓子棚に並ぶ数多のスイーツの中で、なぜこれほどまでに「森永ラムネ」が医師や日本糖尿病学会の関係者から名指しで評価されているのか。その背景には、原材料表示の筆頭に記された「ブドウ糖90%(含水結晶ブドウ糖)」という極めて純度の高い配合比率があります。
一般的なキャンディやチョコレートの主原料は、砂糖(ショ糖)や水飴、植物油脂です。ショ糖は「ブドウ糖」と「果糖」が化学結合した二糖類であるため、体内でα-グルコシダーゼという消化酵素によって分解されなければ血管内に吸収されません。さらにチョコレートに含まれる脂質は胃の排出能を遅らせるため、血糖値の上昇カーブを著しく鈍化させてしまいます。一刻を争う低血糖の緊急時に脂っこい菓子を口にするのは、救命の観点から明白な過誤です。
一方で、森永製菓が1973年の発売以来頑なに守り続けているクラシックな処方は、全体のほぼ9割が単糖類であるブドウ糖で構成されています。単糖類はもはや体内で分解する必要がなく、口内の粘膜や胃を通過して十二指腸・小腸上部からダイレクトに毛細血管へ取り込まれます。医療関係者の間でも「点滴を行えない現場において、これほど手軽かつ安価に入手できる経口ブドウ糖補給材は他にない」と断言されるほど、機能面で突出した合理性を備えているのです。