槇原敬之の逮捕劇は、過去に2度起きています。1度目は平成の絶頂期であった1999年8月、2度目は2020年2月でした。どちらの事件も音楽界のみならず社会全体を大きく揺るがすニュースとなりました。
1回目の事件では、当時の自宅マンションから覚醒剤が発見され、覚醒剤取締法違反容疑で現行犯逮捕されました。東京地裁で懲役1年4月・執行猶予3年の判決を受けた彼は、活動休止を経て音楽活動へ復帰。その後、SMAPへ提供した『世界に一つだけの花』がトリプルミリオンを記録するなど、劇的な復活を遂げたかに見えました。
しかし、2020年2月13日、警視庁組織犯罪対策5課により再び逮捕されます。この2度目の逮捕理由は、2018年3月に当時仕事場として使用していた港区のマンションで危険ドラッグ「RUSH(ラッシュ)」約64.2ミリリットルおよび覚醒剤約0.083グラムを所持していたこと、さらに逮捕当日にも自宅でラッシュを所持していたというものでした。
ここで多くの人が疑問を抱いたのが、「なぜ2018年の所持が2020年の逮捕につながったのか」という約2年間のタイムラグです。捜査関係者の証言によると、2018年当時に同居していた人物の逮捕を機に家宅捜索が行われ、押収物の精密鑑定や関係者の取り調べを慎重に重ねた結果、立件までに時間を要したとされています。