日本中を震撼させた事件の発端は、2019年8月10日の白昼に発生しました。茨城県守谷市の常磐自動車道上り線において、加害車両が前方を走る乗用車へ執拗な幅寄せや割り込みなどのあおり運転を敢行。本線上に無理やり車を停止させたうえ、運転席から降りてきた男が被害男性の顔面を複数回殴打するという暴挙に及びました。
その凄惨な暴力の傍らで、異様な存在感を放っていたのが、助手席から降りてガラケーのカメラを被害者に向けて構え続けた女性でした。ドライブレコーダーの映像がワイドショーやニュース番組で連日報じられると、主犯の男とともに女性の特定を求める声がネット上で急速に加熱していきました。
事件発生から約1週間後の8月18日、警察当局は強要と傷害の疑いで茨木市内の路上で主犯の宮崎文夫元被告を逮捕。同時に、彼を自宅マンションに匿い逃走を助けた犯人隠避および犯人蔵匿の容疑で、同乗していた喜本奈津子元被告(当時51歳)を逮捕しました。ネット上で「ガラケー女」と呼ばれ続けた人物の本名が公に特定された瞬間でした。