骨格によって余白の位置は全く異なるため、全員が同じパターンで影を入れても効果は得られません。自身の顔立ちに合わせた的確なアプローチを取り入れることで、劇的な変化を生み出すことが可能です。
丸顔:縦幅を強調しフェイスラインの膨らみを削る
丸顔のシェーディング入れ方における最大の目的は、横のふくよかさを抑えてシャープなシャドウラインを作ることです。こめかみから頬骨の高い位置を通り、エラの手前に向かってアルファベットの「3」を描くように斜めのストロークを入れます。さらに、あご先をとがらせるイメージで、あご裏からフェイスラインのシェーディングを斜め上へと引き上げるようにぼかすと、もたつきが一掃されます。
面長:上下の余白をカットして重心を中央へ集める
面長へのシェーディングのやり方では、顔の長さを視覚的に分断するアプローチが求められます。額の生え際中央と、あご先の下側に水平方向の影を配置します。頬骨へのシェーディングは縦に入れず、頬骨のやや下側に水平に短くぼかすことで、縦方向の視線を断ち切り、キュッと引き締まった印象へ導きます。
エラ張り:角を削り卵型のカーブを疑似形成する
エラ張りに対するシェーディングでは、骨の角ばった部分を覆い隠すように影を定着させます。耳の下からエラの角、あご先に向かう骨のラインへ沿わせるだけでなく、エラの角の頂点から首筋に向かってぼかし広げるのがポイントです。首とフェイスラインのコントラストを滑らかに繋げることで、正面からも横顔からもすっきりとした輪郭を演出できます。