質問を質問で返す人の心理と元ネタの真相|イライラ解消の決定打と対処法

質問を質問で返す人の心理と元ネタの真相|イライラ解消の決定打と対処法

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ネット上では「質問を質問で返す奴は全員地雷」「性格破綻者」といった極端な言説が散見されます。しかし、言論空間やビジネスシーンの現場を冷静に検証すると、すべての逆質問が悪質であるとは言い切れません。ここに、多くの人が見落としがちなコミュニケーションの盲点が存在します。

代表的な例が、「投げかけられた質問自体が曖昧すぎて回答不能なケース」です。
たとえば上司が部下に「最近の案件、なんかいい感じに進んでる?」と極めて抽象的な質問を投げたとします。部下としては「何をもって『いい感じ』とするのか」「どの案件を指しているのか」が不明瞭なため、「A社のシステム改修の件でしょうか? それともB社の新規提案ですか?」と聞き返さざるを得ません。

これは悪質な「質問返し」ではなく、業務を正確に進めるための「文脈の確認(プロファイリング)」です。心理カウンセリングやコーチングの手法においても、相談者の思考を整理し自己解決を促すためにあえて「あなた自身はどう感じていますか?」と問い返す高度な対話技術が存在します。

決定的な違いは、「まず相手の問いに対する答えを持とうとしているか」「対話を前進させる意思があるか」という点に尽きます。回答を放棄して単に逃亡・威嚇するための質問返しと、共通認識を深めるための確認質問を混同してしまうと、正当な確認作業を行った側が不当に責められるという冤罪が生まれてしまいます。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。