加藤かず子の私生活を語るうえで避けて通れないのが、元夫である東国原英夫(旧芸名・そのまんま東)との関係性です。2人が婚姻届を提出したのは1990年。当時、人気お笑い集団「たけし軍団」の筆頭として破天荒な活動を続けていた芸人と、清楚な清純派・知性派女優の結婚は「美女と野獣カップル」として列島に大きな衝撃を与えました。
結婚生活は16年間に及びましたが、2006年2月に正式離婚が成立。メディアでは当時様々な憶測が飛び交いましたが、その最大の引き金となったのは東国原英夫の宮崎県知事選挙への出馬決断でした。過去の不祥事や謹慎期間を妻として健気に支え続けた加藤でしたが、夫の政界進出という青天の霹靂に対して、彼女はきっぱりと一線を引く道を選択しました。
離婚発表前後の本人の手記や関係者の証言によると、加藤は「政治家の妻として宮崎に移住すること」よりも、「多感な思春期を迎えていた子供たちの東京での教育環境と生活基盤を守ること」を最優先に位置付けました。夫の夢を正面から否定するのではなく、「あなたはあなたの道を行くべきだが、私たちは東京に残る」という明確な境界線を引いたのです。結果として、出馬直前に離婚を成立させたことで、夫は選挙戦に集中でき、妻は子供たちを過度な選挙報道の喧騒から守り切る形となりました。