この稀有な空間を心ゆくまで堪能するには、事前の戦略が欠かせない。週末や大型連休の午前11時前後は、観察館周辺のメインルートがファミリー層で賑わう。里山の静寂と昆虫たちの活発な動きを独占したいなら、開園直後の午前9時30分にゲートをくぐるのが鉄則だ。朝露が残る草むらからは、夜行性を解かれたばかりの生き物たちの微細な息遣いが聞こえてくる。
アクセスは、東武赤城駅からタクシーまたは路線バス、あるいは上毛電気鉄道の新里駅を利用するルートが基本となる。足元はトレッキングシューズか、汚れても構わない履き慣れたスニーカーが必須。長袖・長ズボン、つばの広い帽子、虫除けスプレーも欠かせない装備だ。園内には食事ができる売店や休憩所も整備されているが、あえて地元桐生の名物である「ソースカツ丼」やうどんの弁当を携え、里山を一望できる広場のベンチで風の音を聞きながら頬張る時間を強く勧めたい。ただの行楽を超えた、五臓六腑に染み渡るような原体験がそこにある。 (出典: 昆虫 の 森 群馬(Yahoo!ニュース))
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