進学校ゆえの宿命として、平日の練習時間は私立強豪校の半分以下、わずか2時間程度に制限されている。放課後には補習や課題追及が控え、週末も模試が入ることが珍しくない。このハンデを補うためにチームが取り入れたのが、IT機器やバイオメカニクスを活用したデータ野球だ。
球速や回転数、スイング軌道を数値化し、選手自らがタブレットで自身の課題を分析する。コーチ陣の指示を待つのではなく、生徒自らが仮説を立てて練習メニューをカスタマイズするスタイルが定着した。無駄を極限まで削ぎ落とした集中度の高い練習が、短時間での爆発的な成長を支えている。