この未曾有の事態において、世間の度肝を抜いたのが保阪尚希の記者会見でした。スキャンダル発覚からわずか数日後、保阪は一人で金屏風ならぬ無機質なパーテーションの前に立ち、詰めかけた100名以上の報道陣を前に毅然とした態度でマイクを握りました。
注目すべきは、妻である高岡早紀を一方的に断罪するのではなく、むしろメディアの攻撃から守る姿勢を貫いた点です。保阪は「彼女は魔性の女と叩かれているが、実際は非常に純粋で、精神的に脆い部分がある」「彼女を守りきれず、自立を促せなかった自分にも重大な責任がある」と語り、すべての泥を自ら被る覚悟を見せました。その一方で、逃げ腰の態度を取り続けた布袋寅泰に対しては、冷徹かつ鋭い言葉で糾弾したのです。
「火遊びという言葉で片付けるのは、あまりにも相手に対して失礼ではないか」「あいつは男として、俺のところへ来て直接頭を下げるのが筋だろう」。保阪が発したこの生々しい告白は、単なる怒りを超えた「筋を通さない者への軽蔑」に満ちていました。保阪自身は高岡との婚姻関係について、以前からすれ違いが生じており実質的な破綻に向かっていたことを明かしつつも、父親として、そして一人の男として完璧なケジメをつけてみせました。この迅速かつ論理的な受け答えは、芸能界の危機管理における歴史的な「神対応」として刻まれることになります。