東山魁夷の名画『道』『緑響く』の真相とは?青と白馬に秘めた祈りを徹底解説に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
東山魁夷が遺した膨大な作品群の中から、美術史的に極めて重要な主要作品とその特徴、展示・市場における位置づけを以下の比較表にまとめました。
作品名・制作年所蔵・設置場所使用画材・主要技法美術的評価と鑑賞の要点『残照』
(1947年)東京国立近代美術館紙本着色
(群青、辰砂、黄土の階調)第3回日展特選作。戦争と肉親の死を乗り越えた画家の再起の象徴であり、初期の金字塔。『道』
(1950年)東京国立近代美術館麻紙・岩絵具
(極限まで単純化した構図)戦後日本画の到達点。自身の人生観と「歩み続ける意志」を一本の道に凝縮させた名作。『白夜光』
(1963年)長野県立美術館
東山魁夷館紙本着色
(北欧取材による青の深化)北欧紀行を経て獲得した、冷涼で透明感あふれる色彩表現。青の詩情が頂点に達した秀作。皇居宮殿壁画
『朝明けの潮』
(1968年)皇居宮殿
(波の間)壁画・和紙着色
(横幅約14mの巨大画面)国家の象徴空間を彩る巨作。大和絵の伝統美と現代デザイン性を高度に融合させたモニュメント。唐招提寺御影堂
障壁画(全68面)
(1975–81年)唐招提寺(奈良)濃彩(山雲・濤声)
水墨(黄山暁雲・桂林月宵)鑑真への思慕を捧げた生涯の総決算。彩色画と水墨画の双方で日本美術史に金字塔を打ち立てた。『緑響く』
(1982年)長野県立美術館
東山魁夷館紙本着色
(天然緑青の多層塗り)「白い馬」連作の代表格。自然との交感、魂の平安を具現化した国民的絵画の最高峰。