Q1:夢と現実が混ざる感覚があるのですが、これは認知症の初期症状でしょうか?
A1:若年層や働き盛りの世代であれば、認知症よりも極度の脳疲労や睡眠障害、自律神経の乱れを疑うのが医学的に一般的です。ただし、60代以降で夢の途中に大声で叫ぶ、暴れるといった行動を伴う場合は「レム睡眠行動障害」の可能性があり、将来的なパーキンソン病やレビー小体型認知症のリスクと関連することが分かっています。年代に応じた適切な鑑別が必要です。
Q2:現実だと思っていた夢の内容を周りに話してしまい、恥をかきました。嘘つきだと思われないか不安です。
A2:悪意を持って嘘をついたのではなく、脳疲労によるソース・モニタリングのエラーであることを理解してください。周囲には「最近、極度の寝不足と過労が続いていて、夢と現実を取り違えて認識してしまっていた」と医学的な疲労の観点から率直に説明することが、誤解を防ぎ人間関係の信頼を守るうえで最も有効です。
Q3:心療内科や精神科に行くことに抵抗があります。初診ではどのようなことをされるのでしょうか?
A3:初診ではいきなり重い精神疾患と決めつけられることはありません。医師による問診を中心に、睡眠時間、直近の仕事や生活のストレス状況、食事内容などを丁寧にヒアリングされます。必要に応じて睡眠リズムの指導や、脳の過緊張を和らげる軽微な内服薬の処方、または睡眠ポリグラフ検査が可能な専門施設への紹介が行われます。早期の相談ほど短期間での改善が見込めます。