水色アッシュの髪色は緑に落ちる?ブリーチ回数と似合わせの真相

水色アッシュの髪色は緑に落ちる?ブリーチ回数と似合わせの真相

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「水色アッシュにすると最終的に緑色になる」という噂は、都市伝説ではなく色彩理論に基づいた極めて論理的な現象です。都内のハイトーン特化サロンで月間200人以上のブリーチカラーを担当するトップカラリストは、取材に対して次のように現場の実態を明かしています。

「お客様が『水色』と認識してオーダーされる際、最も見落とされがちなのが日本人の毛髪特有のアンダートーン(残留色素)です。ブリーチを1〜2回施しただけでは、髪の内部にはどうしても強い黄色味が残ります。その上から単純な青系アッシュの薬剤を重ねると、小学生の絵の具の実験と同じで『青+黄=緑』という混色反応が毛髪内部で発生します。施術当日はブルーの染料が濃く入っているため青く見えていても、分子量の小さい青色染料がシャンプーで抜け落ちた瞬間、下地の黄色と混ざり合ってくすんだオリーブグリーンが露出してしまうのです」

水色アッシュが緑になる理由の核心は、ベースとなる髪のメラニン色素の脱色不足と、補色設計の甘さにあります。色落ちの経過を美しく保つためには、青色に対してほんの数パーセントのバイオレット(紫)を隠し味として調合し、髪の黄色味を無力化(中和)させておくアプローチが絶対条件となります。この微調整を怠ると、染めたてから1週間足らずで思い描いた透け感とはかけ離れた退色トラブルに見舞われることになります。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。