医療機関に通う時間がない場合でも、現場で即座に試せるレスキューテクニックが存在する。最も有効なのは、体の「発汗抑制反射」を利用したツボ押しだ。
みぞおちの真裏にあたる背中のツボや、脇の下にある「大包(だいほう)」と呼ばれるツボを指でやや強めに圧迫する。舞妓さんが帯をきつく締めることで顔汗を防ぐ原理と同じで、上半身の汗を一時的に抑える効果が期待できる。また、冷えたペットボトルなどで耳の後ろ(翳風:えいふう)や首筋の太い血管を直接冷やすと、脳への血液温度が下がり、体温調節中枢が「冷えた」と判断して発汗命令を緩める。頭皮を直接拭くのが難しい時は、これらのポイントを狙うのが最も効率的だ。