この道の駅には、ドライブ観光の枠組みにとどまらないユニークな一面がある。漫画家・ゆうきまさみ氏の名作『究極超人あ〜る』に登場する田切駅が目と鼻の先にあることから、アニメツーリズム・聖地巡礼の重要拠点として熱狂的な支持を集めているのだ。
作中で描かれた「轟天号」と呼ばれる自転車での旅を追体験しようと、今でも全国からファンがやってくる。駅構内の特設コーナーには、巡礼ノートや作品にまつわる展示品が並び、世代を超えた交流が繰り広げられている。サブカルチャーが過疎地域の観光資源として機能し、地域住民がそのファンを温かくもてなす。30年以上の歳月を経てなお愛され続ける作品の力が、この場所に唯一無二の物語を吹き込んでいる。