セクター内の競合として必ず比較されるのがマルハニチロだ。両社は水産・食品のツートップとして市場を牽引するが、ポートフォリオの重心には明確な違いがある。
マルハニチロが圧倒的な調達規模とグローバルな商流に強みを持つのに対し、ニッスイは機能性素材や加工技術による「付加価値化」で一歩先を行く。PERやPBRを比較しても、ニッスイは高い収益性を維持しながら依然として割安な水準に放置されている局面が見受けられる。資本効率の改善に対する経営陣のコミットメントの差が、今後の株価パフォーマンスの乖離となって現れる可能性は高い。