「宝塚のチケットは取れない」という噂は半分本当で、半分は誤解だ。もちろんプレミアムなSS席や初日・千秋楽のプラチナチケットは熾烈な争奪戦となるが、公式デジタルチケッティングシステムが進化を遂げた現在、以前よりも透明性の高いリセールや直前販売の仕組みが整っている。
座席選びにも奥深い美学がある。舞台上の演者の息遣いや表情、視線の交差まで肉眼で捉えたいなら断然1階SS席〜S席の前方だ。一方で、壮大なフォーメーションダンスや群舞(ぐんぶ)の整然とした美しさ、大階段を使ったダイナミックな演出を俯瞰で堪能したいなら、2階席中央が隠れた特等席となる。価格設定も手頃なB席や立見席まで幅広く用意されており、観劇初心者でも気軽に足を踏み入れられる包容力が魅力だ。