日本初の女子プロサッカーリーグとして誕生したWEリーグも、2026年で結成5周年を迎えた。観客動員の拡大や放映権ビジネスの構築など、プロスポーツとしての収益化に向けた試行錯誤が続く。だが、リーグが本当の意味で成功を収めるための鍵は、ビジネス面だけではない。
競技を離れた選手たちがどのようなセカンドキャリアを築き、いかに社会へ還元していけるか。かつて苦境の中で環境を切り拓いてきた世代の知見こそが、今のリーグに必要な「現場のリアルな声」だ。制度設計や託児施設の整備、復帰支援プログラムの充実といったソフト面のアップデートは、まさに宮本のような先行者の苦難と実績があったからこそ、議論の土台に乗るようになったのだ。