映画監督の北野武氏やノーベル賞受賞者の山中伸弥氏をはじめ、文化人や芸能人、トップ起業家が客員教授に就任するニュースは定期的にメディアを賑わせる。なぜ大学は彼らを招聘するのか。最大の理由は、大学のブランド価値向上と広報・集客効果にある。
志願者数の確保が至上命令となる中で、知名度の高い人物が講義を担当することは強力なPR材料だ。さらに、学生にとっても第一線で活躍する異色の実務家から直接話を聞く機会は、教養教育の領域で極めて高い満足度を生み出す。大学側は「広告塔」としての期待と「実務知の還元」という一石二鳥の効果を狙って彼らを迎え入れているのである。