日本の電線大手3社である住友電気工業、古河電気工業と比較した際、フジクラの異彩を放つ戦略が浮き彫りになる。住友電工が自動車用ワイヤーハーネスなど幅広い事業群を抱える総合力型の巨頭であるのに対し、フジクラはリソースを「先端光領域」へ集中投下する特化型アプローチをとってきた。
この選択と集中により、同社は競合を上回る利益成長率と資本効率を叩き出している。古河電工も光事業で追随するものの、超高密度ケーブルのグローバルな量産体制と顧客との長期契約の固さにおいては、現在フジクラが頭一つ抜け出している状態だ。この明確なポジショニングの違いが、株式市場における評価ギャップと高い株価パフォーマンスの差となって表れている。