有賀さつきさんの父親である有賀洋氏は、日本最高峰の知性が集う東京大学工学部を卒業した屈指のエリート研究者・技術者であった。大学卒業後は気象分野の先端技術開発に携わり、日本における民間気象情報の草創期を牽引した人物として知られる。
特に注視すべきは、彼が民間気象サービスのパイオニアである株式会社ウェザーニューズの設立や発展に深く関与した点だ。取締役や顧問などの要職を歴任し、気象衛星データの解析やシステム構築において中心的な役割を果たした。単なる学者にとどまらず、ビジネスの現場で革新を起こし続けた実業家でもあったのだ。その知力と行動力は、メディア界で開花する娘のDNAに間違いなく受け継がれていた。