一口に水ぶくれと言っても、その発生メカニズムは多岐にわたる。最も代表的なものは調理や暖房器具による熱傷(火傷)だ。皮膚の浅い層が熱によるダメージを受けることで、急速に組織液が溜まる。
また、季節の変わり目やストレス、手のひらの発汗に伴って指の側面に米粒大の小さな水疱が多発する汗疱(異汗性湿疹)も非常に増えている。強い痒みを伴い、時間が経つと皮が剥けてガサガサになるのが特徴だ。さらに、洗剤や金属、植物などに触れることで生じる接触皮膚炎も激しい炎症と水ぶくれを引き起こす。
特に注意したいのがウイルス感染だ。単純ヘルペスウイルスが指の小さな傷口から侵入して発症するヘルペス性爪囲炎は、強い痛みと激しい赤みを伴う。これを単なるマメや湿疹と勘違いして潰すと、他の部位や他者へとウイルスを拡大させる原因になってしまう。