乾燥剤の活躍場所はキッチンだけに留まらない。一眼レフカメラや交換レンズといった光学機器は、湿度60%を超えるとレンズ内部にカビが発生し、致命的なダメージを受ける。密閉できるプラスチックケースにセリアのシリカゲルを配置し、簡易的な防湿保管庫を自作する愛好家は多い。過度な乾燥(湿度30%以下)はゴムパッキンの劣化を招くため、湿度計を併用しながら個数を調整するのがプロのテクニックだ。
一日中履いて汗を吸った革靴やスニーカーにも即効性がある。脱いだ直後の靴の中に乾燥剤を入れておくだけで、繊維の奥に潜む湿気を取り除き、嫌な臭いやカビ防止に直結する。特に湿気がこもりやすいシューズクロークでは、靴ごとの個別ケアが靴自体の寿命を大きく伸ばす。