骨に近い部位、皮膚が薄い場所、そして神経系が集中しているエリア。この3要素が重なる地点こそが、息を呑むような激痛をもたらすターゲットゾーンだ。皮膚組織と骨の間に十分な脂肪層がない胸骨や肋骨、足の甲、首の後ろは、針の振動が骨に直接響くような鋭い痛みを引き起こす。脇の下や太ももの内側も、神経が皮膚の表面近くを通っているため、刺すような刺激が脳を直撃する。
対照的に、筋肉量が豊富で皮下脂肪が厚い二の腕の外側、太ももの外側、前腕部は相対的に痛みがマイルドだ。痛みに弱い初心者がファーストタトゥーに選ぶ部位として推奨されるのは、こうした衝撃を緩和しやすいエリアである。部位による痛みの差は文字通り天と地ほどもあり、どこに彫るかで体験そのものが一変する。