ブランドの歩みを振り返ると、時代の空気感を映し出す鏡のようにデザインが変わってきた。すかいらーくの創業者のひとりである横川竟らが提示した「手軽に本格中華を楽しむ」というコンセプトのもと、初期の制服はよりクラシックな中華スタイルを意識したものだった。その後、ファミリーレストラン業界が急速な拡大期を迎えるなかで、親しみやすさと作業効率を追求したマイナーチェンジが幾度となく行われた。
大きな転換点となったのが、経営陣の谷真らの主導のもとで推進された組織改革期だ。ブランドの再定義に伴い発足した「バーミヤン制服リニューアルプロジェクト」では、現場で働くスタッフの声を直接吸い上げ、生地の耐久性や通気性、そしてデザイン性の抜本的な見直しが実施された。歴代のモデルを辿ると、単なる意匠の変更ではなく、働く労働環境の改善とブランドイメージの刷新が常にセットで進められてきた歴史が浮かび上がってくる。