直島南部、瀬戸内海を見下ろす高台に佇むベネッセハウス ミュージアムは、福武總一郎氏(現・公益財団法人福武財団名誉理事長)の構想と、建築家・安藤忠雄氏の設計によって誕生しました。施設最大の特徴は、文字通り「美術館の構造体の中に宿泊室が組み込まれている」点にあります。
ベネッセハウスには4つの宿泊棟(ミュージアム、オーバル、パーク、ビーチ)が存在しますが、その原点にして象徴と言えるのがこの「ミュージアム棟」です。館内に足を踏み入れると、地下から吹き抜けの展示エリア、そして客室へとシームレスにつながる導線が設計されており、滞在そのものがアート体験として完結するよう構築されています。
2026年の旅行トレンドにおいて「本物の没入体験(イマーシブ・ステイ)」への関心が一層高まる中、開館から30年以上を経てもなお、国内外の旅行者から「一生に一度は泊まりたい空間」として選ばれ続けています。