英国アードマン・アニメーションズが制作する世界的クレイ・アニメーション『ひつじのショーン』の主人公・ショーンのモデルについては、インターネット上で「サフォーク種」説と「ヴァレーブラックノーズ種」説が入り混じり、議論が交わされる場面が見られます。
制作スタジオ公式の設定や英国の牧場文化の文脈から検証すると、直接的なベースとなったのは英国原産の「サフォーク種」です。物語の舞台となるイギリスの田園風景(カントリーサイド)において、牧羊の主力として身近に放牧されているのがサフォーク種であり、作者ニック・パーク氏が幼少期から親しんできた原風景がそのまま反映されています。
ただし、ショーンのデザインにはキャラクターとしてのアニメ的デフォルメが施されています。本物のサフォーク種は頭頂部に毛がありませんが、ショーンには頭の上にモコモコとした白い羊毛(アフロヘアーのようなトップノット)が乗っています。この「頭に毛がある黒顔」というビジュアルがヴァレーブラックノーズ種を想起させるため、ファンの間で混同が生じやすくなっています。