演出面におけるスタプリ最大のブレイクスルーは、プリキュアたちが自ら歌唱しながら変身を遂げる「ミュージカル調の変身バンク」です。玩具「変身スターカラーペン」を「スターカラーペンダント」にセットし、リズミカルにタッチしながら歌うシークエンスは、日曜朝のテレビ画面を一瞬にして華やかなステージへと変貌させました。
この変身シーンの評判は凄まじく、3DCGと手描き作画が極めて高度に融合した映像美は、国内外のアニメーターからも絶賛されました。玩具市場においても、ペンの抜き差しと音楽連動ギミックが子どもたちの触覚と聴覚を強烈に刺激し、バンダイナムコのトイホビー部門における主力商材として大ヒットを記録しました。
音楽面においては、北川理恵さんが歌うオープニング主題歌「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」の歌詞に散りばめられた「夜空を飛ぶ」「自分のスキをあきらめない」というメッセージが、物語全体の推進力となっていました。前期エンディング「パペピプ☆ロマンチック」のレトロフューチャーな80年代ディスコサウンド、後期エンディング「教えて...!トゥインクル☆」の透明感あるエレクトロニカなど、音楽的挑戦の数々が作品の先進性を決定づけました。