武田真治のキャリアを語る上で欠かせないのが、1996年から2018年まで約22年間にわたってレギュラー出演した伝説的バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の存在です。
当時、トップ俳優・美少年枠としてキャスティングされた武田でしたが、ナインティナインや極楽とんぼといった百戦錬磨の芸人たちに囲まれる中で、「自分は笑いを取れない」「役者としてのイメージが崩れていく」という深刻なジレンマに直面していました。現場ではカメラが回っていないところで一人サックスの練習に没頭し、共演者と距離を置いていた時期もあったと後に述懐しています。
しかし、番組側が彼のストイックすぎる一面やいじられ体質を企画として昇華させたことで、次第に独自のポジションを確立。プライドを捨ててバラエティの荒波に飛び込んだ経験が、後の「シュールで愛される筋肉キャラクター」という強烈なオリジナリティの土台となりました。