Q1:4日目に38度以上の熱がぶり返しました。これは二峰性発熱ですか?それとも病状の悪化ですか?
A1:発症2〜3日目に一度平熱近くまで下がり、4日目に再び上がった場合、全身状態(食事や水分の摂取、機嫌や意識の明瞭さ)に問題がなければ「二峰性発熱」の可能性が高いと考えられます。特に小児ではよくみられる生理的経過です。ただし、熱の再上昇とともに激しい咳、黄色い痰、呼吸の荒さが出現している場合は、細菌性肺炎などの二次合併症の危険性があるため、医療機関での胸部聴診やX線検査による再評価が必要です。
Q2:タミフルを4日目まで指示通り飲み続けていますが熱が下がりません。別の抗ウイルス薬に変えてもらうべきですか?
A2:原則として、途中で抗ウイルス薬を変更することは推奨されません。タミフルはウイルスの増殖を阻害する薬であり、体内から完全にウイルスが排除されて炎症が収束するまでにはタイムラグがあります。4日目時点で熱が下がらない主因がウイルスではなく細菌の二次感染や気道炎症の残存である場合、抗ウイルス薬を変えても効果は期待できず、抗菌薬の追加や対症療法の見直しが必要となります。処方されたタミフルは自己判断で中断せず、まずは主治医に現状を電話相談してください。
Q3:処方されたカロナール(アセトアミノフェン)を飲んでも熱がほとんど下がりません。自宅にあるロキソニンやイブプロフェンを飲ませても大丈夫ですか?
A3:小児(15歳未満)に対しては、絶対に自己判断でロキソニンやイブプロフェン、アスピリン系の解熱鎮痛薬を与えてはいけません。インフルエンザ脳症の増悪や重篤な肝障害(ライ症候群)を引き起こす致命的なリスクが存在します。成人の場合でも、胃腸障害や腎機能への負荷、インフルエンザによる脱水状態での服用リスクがあるため、処方医や薬剤師の許可なく薬剤を変更・併用するのは避けてください。
Q4:熱が下がらないまま発症5日目を迎えた場合、会社や学校の出席停止・休暇はどう扱われますか?
A4:学校保健安全法の基準では、「発症後5日を経過」かつ「解熱後2日(幼児は3日)を経過」するまで出席停止となります。発熱が4日目や5日目まで続いた場合、仮に6日目に解熱したとしても、そこからさらに2日間の自宅待機が必要となり、登校再開は最短でも発症後8日目以降へと繰り延べられます。社会人の場合も、感染拡大防止および本人の安全確保の観点から、この学校基準に準じた出勤停止を課す企業が一般的です。熱が下がらない旨を速やかに所属先へ報告し、無理な出社を強行しないことが鉄則です。