ネット上の掲示板やSNSでは、戌の日の安産祈願を巡る様々な噂やトラブルの体験談が発信され、時に議論が「プチ炎上」する様子が見受けられます。実態を取材すると、主に2つの典型的な誤解と摩擦要因が存在することが判明しました。
1つ目の噂は、「仏滅の参拝は縁起が悪く、絶対に戌の日当日でなければ効果がないのか」という疑問です。これについて神社界の有識者は、「神道において六曜(仏教や民間信仰に由来する暦)は教義上の絶対的基準ではなく、神前で誠心誠意祈りを捧げることこそが本質」と明言しています。実際、全国の有名神社でも「体調が不安定な場合は、天候が良く気分の優れる別日にお越しください」とアナウンスしています。「戌の日にこだわるあまり無理をして体調を崩す」ことこそが最も避けるべき事態です。
2つ目は、SNSで頻繁に話題となる「義両親・実両親の同行と費用負担を巡るトラブル」です。「義母が一方的に日程を決めて押し掛けてきた」「伝統的なさらしの岩田帯を強要され、現代のガードルタイプを否定された」「食事代や初穂料の支払いを誰が持つかで気まずくなった」といった生々しい声がコミュニティサイトに投稿されています。これらは、親世代の「帯祝いは家同士の大切な通過儀礼」という認識と、現代のプレママの「母体優先・夫婦単位のパーソナルな記念行事」という価値観のギャップから生じる摩擦です。