料金改定の周知が十分に行き届いていなかった時期、現場では深刻な配送遅延や受付拒否トラブルが多発しました。都内の入国管理局周辺で外国人支援を行う行政書士は、当時の混乱を次のように振り返ります。
「ベトナム人の依頼者から『返信用のbì thư 370を入れて申請したのに、審査結果の通知書が一向に届かない』と相談が寄せられた事例が複数ありました。調査したところ、依頼者が差額切手を貼らずに旧券面のまま投函したため、郵便局側で料金不足と判定され、差出人へ返送されたり、受取人である官公庁側で受取拒絶されたりしていたのです」
公的機関や入国管理局の多くは、料金不足の郵便物について「不足分の受取人払い」を拒絶する内規を設けています。封筒が手元に戻ってくればまだ再送できますが、返送処理や再提出のために数日から1週間のタイムロスが生じます。在留期限の更新間際であった場合、手続きの遅延が在留資格の失効やオーバーステイという取り返しのつかない事態に直結しかねません。
こうしたトラブルを防ぐ命綱となるのが、受領時に剥がしておくレターパックライト追跡サービスの追跡番号(お問い合わせ番号)です。送り状控えを手元に残していなかったために、現在荷物がどこで留め置かれているのか特定できず、不安を募らせる利用者の声がSNS上で今も散見されます。