初めて訪れるなら外せない、看板スペシャリテの存在が際立っています。
筆頭に挙げられるのが「リヨン風クネル(Quenelle de Lyon)」です。カワカマスなどの白身魚のすり身をふんわりと蒸し焼きにし、甲殻類の濃厚なナンチュアソースをたっぷりとまとわせた逸品。スプーンを入れた瞬間のスフレのような軽やかさと、口いっぱいに広がるエビやカニの濃密なコクは、リヨンの名店そのものの味わいです。
また、自家製シャルキュトリー(パテ・ド・カンパーニュや豚頭肉のフロマージュ・ド・テット)、表面を香ばしく焼き上げたステック・フリット(牛ハラミ肉のローストとフライドポテト)も外せません。
これらの力強い一皿には、ブラッスリーマションのワインペアリングが真価を発揮します。ローヌ地方のしっかりとしたシラーやグルナッシュ、あるいは爽快な酸を持つボジョレーのクリュが、脂の乗った肉料理の旨味を美しく引き締めてくれます。