市販ルーで名店級に化ける絶品チキンカレー黄金比とプロの裏技

市販ルーで名店級に化ける絶品チキンカレー黄金比とプロの裏技

市販ルーで名店級に化ける絶品チキンカレー黄金比とプロの裏技にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

市販のルーに「何かを足したい」と考えたとき、冷蔵庫の調味料を手当たり次第に入れるのは失敗の元です。名店の味へと昇華させるための市販ルー格上げ裏技調味料まとめを、科学的根拠とともに整理しました。

まず投入すべきは、コクとキレを両立させる「ウスターソース」と「醤油」です。どちらも仕上がり直前に小さじ1ずつ回し入れます。ウスターソースに含まれる野菜・果実の熟成エキスと醸造酢が全体の輪郭を引き締め、醤油のグルタミン酸が鶏肉のイノシン酸と合わさることで爆発的な旨味の相乗効果を生み出します。

バターチキンカレーのような濃厚なリッチ感を目指すなら、「無塩バター10g」と「はちみつ小さじ1/2」を火を止める直前に投入してください。ただし、はちみつにはデンプンを分解するアミラーゼという酵素が含まれているため、煮込み中に入れるととろみが消えてサラサラになってしまいます。必ずルーを入れる前の沸騰時(75℃以上で20分加熱して酵素を失活させる)か、ルーを入れて十分に火を通した最後の仕上げに加えるのが鉄則です。

さらにプロ級の芳香をまとうなら、仕上げに「ガラムマサラ」を一振り(小さじ1/4)振りかけるだけで十分です。市販ルーの製造工程で加熱揮発してしまったスパイスのトップノート(揮発性芳香成分)が一気に蘇り、鍋の蓋を開けた瞬間に部屋中がスパイス専門店の香りに包まれます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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