敬和学園高校の教育の根幹には、プロテスタント・キリスト教の精神があります。とはいえ、入学時にクリスチャンである生徒はごくわずかであり、特定の信仰を強制されることは一切ありません。
礼拝と労作教育が生み出す「他者への共感力」
毎朝行われる全校礼拝では、聖書の言葉や教職員・生徒による感話に耳を傾けます。静寂の中で自らの内面と向き合い、他者の痛みに思いを馳せる時間は、目まぐるしい情報社会を生きる高校生にとって貴重な心のデトックスとなっています。
また、同校が創立以来大切にしているのが「労作(ろうさく)教育」です。キャンパス内の畑での農作業や環境整備など、自らの手足を動かして汗を流す体験を通じて、「知性だけでなく身体と心を総動員して働くことの尊さ」を体得します。この体験は、机上の学習だけでは得られない確固たる自己肯定感と協働の精神を育みます。