チーズ削り器を購入した人がもっとも後悔するポイント、それは「洗いにくさと怪我のリスク」です。プロの厨房でも徹底されているチーズおろし金 洗い方の鉄則を公開します。
絶対にやってはいけない致命的なミスが、「使い終わった直後にお湯をかけること」です。チーズの主成分はタンパク質と脂質です。熱湯をかけるとタンパク質が熱凝固を起こし、金属の隙間に接着剤のようにこびりついてしまいます。一度固まったタンパク質は通常の洗剤では容易に落ちません。
正しい洗浄手順は以下の3ステップです。
- 水とブラシで予洗い:使い終わったら放置せず、まず常温の「水」を流しながら、刃の裏側からキッチンブラシや使い古しの歯ブラシでチーズのカスを押し出します。
- 中性洗剤で優しく洗浄:スポンジを使う場合は、絶対に刃の表面を滑らせてはいけません。スポンジの繊維が刃に引っかかってボロボロになり、刃先を傷める原因になります。スポンジを使う際は「刃の目に逆らわない一方向」または「裏面から」洗うのが原則です。
- 完全乾燥:ステンレス製であっても、接合部や削りカスが残った箇所から腐食(もらいサビ)が発生します。水気をしっかり拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させます。
また、スティック型グレーターを勢いよく削っていると、チーズが小さくなった終盤に親指の腹を刃で削ってしまう事故が多発します。小さくなったチーズは無理に削り切ろうとせず、包丁で刻んでスープやオムレツの具材に回すのが安全かつスマートな知恵です。