マックのキティ即完売はなぜ起きた?全50種争奪戦と識別番号の真実

マックのキティ即完売はなぜ起きた?全50種争奪戦と識別番号の真実

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早期終了の直後から、ネット上では「在庫を追加して再販されるのではないか」「キャンセル分が後日ゲリラ販売される」といった憶測が飛び交いました。しかし、結論から言えば、ハローキティハッピーセット再販が行われる可能性は極めて低いのが商業的な現実です。

なぜハッピーセットの再販は不可能なのか。そこにはファーストフード業界特有のサプライチェーンの壁が存在します。

第1に、年単位で組まれるプロモーションスケジュールです。マクドナルドのハッピーセットは、映画の公開時期や季節イベントに連動し、通常1年以上前からおもちゃの企画・製造枠が分刻みで押さえられています。1つのタイトルが早期終了したからといって、追加で工場ラインを再稼働させ、数百万個単位のぬいぐるみを再生産して全国へ配給する余白は物理的に存在しません。

第2に、50周年という期間限定のライセンス契約です。サンリオとの版権契約は厳密な期間・数量の取り決めに基づいて結ばれており、アニバーサリーイヤーを過ぎてからの追加生産は契約上も極めてハードルが高いとされています。

また、「店舗のバックヤードに隠された在庫がある」というネットの噂も明白な誤解です。マクドナルドでは各店舗の在庫回転率が厳密にシステム管理されており、特定のおもちゃだけを意図的に抱え落ちさせるインセンティブは現場には一切ありません。終了告知が出た時点で、各物流拠点を含めた在庫は完全に払底していたと見るのが正確です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。