熊本に長年住んでいる住民であっても、「こんな場所があったのか」「この店にこんな歴史があったとは」と唸らされる記事が連日のように公開されている。行政の発行する広報誌や観光パンフレットには絶対に載らない、コアで深いローカルネタの掘り起こし能力は圧倒的だ。
街の雑談やSNSの小さな呟き、読者から寄せられるタレコミ情報を起点に、取材班は即座に現場へ向かう。長年地域に根を張ってきたからこそ得られる店主との信頼関係や、ディープな人脈が、他メディアには真似できないスクープを生み出す原動力だ。表面的な観光情報に飽きた現代人にとって、この深いディグ(深掘り)感はたまらない魅力となっている。