新千歳カントリークラブを語るうえで欠かせないのが、アイヌ語に由来する「ピリカコース(18H)」と「ホウマコース(18H)」の明確な個性分けです。コース選びを誤ると、プレーヤーのプレースタイルや技術レベルと噛み合わず、満足度が大きく左右されます。
「ピリカ(アイヌ語で『美しい』『好ましい』)」は、全体的にフェアウェイが広くフラットに設計されたリゾート志向の林間コースです。池やバンカーが視覚的なプレッシャーを与えるものの、ティショットの落としどころが広く取られており、ドライバーを気持ちよく振り抜けるホールが続きます。ベントの1グリーンはアンジュレーションが素直で、ピンポジションに応じた手前からのセオリーを守れば好スコアが期待できます。女性やシニア、北海道特有の洋芝ラウンドに慣れていないアベレージゴルファーに最適な設計です。
一方の「ホウマ」は、自然の起伏をそのまま生かしたタフな丘陵コースです。フェアウェイのうねりや谷越え、ブラインドホールが巧みに配置されており、新千歳カントリークラブのコース難易度を押し上げている要因はこのホウマにあります。距離感の狂いやすい打ち上げ・打ち下ろしに加え、グリーン周りの傾斜がシビアなため、飛距離よりも正確な方向性とボールコントロールが求められます。競技志向のゴルファーや腕自慢のシングルプレーヤーが「挑戦しがいがある」と口を揃えるのはこの18ホールです。