ティムラズ・レジャバ氏は1988年4月12日生まれ、ジョージアの首都トビリシ出身です。2026年現在の年齢は38歳。外交界において特命全権大使というポストは通常、50代から60代のベテラン外交官が務めるケースが一般的ですが、レジャバ氏は33歳という異例の若さで駐日ジョージア大使に就任しました。
この異例の抜擢を支えたのが、日本社会に深く根ざした独自のバックグラウンドです。学者の父の研究に伴い幼少期に来日したレジャバ氏は、帰国と再来日を繰り返しながら日本の教育を受けました。その後、早稲田大学国際教養学部(SILS)へと進学。国際色豊かなキャンパスで多角的な教養と論理的思考を磨き上げ、2011年に同大学を優秀な成績で卒業します。
卒業後の進路として選んだのは、外交の道ではなく日本の伝統的食品メーカーであるキッコーマン株式会社でした。2012年に入社したレジャバ氏は、国内営業部門に配属され、名刺交換から取引先への泥臭い営業回りまで、日本特有のビジネス習慣を現場で徹底的に叩き込まれます。この「日本の会社員」としての実体験こそが、型にはまった外交官の枠を超え、日本人の心に直接届く言葉を紡ぎ出す強力な土台となっています。