今回の進化において最も注力されたのは、相反する二つの要素——「濃厚なコク」と「すっきりとした後味」の完全な両立である。従来の乳製品加工では、乳脂肪分を高めるとまったりとした重さが残り、逆に後味を軽やかにすると物足りなさが残るという壁が存在した。
開発チームは北海道産の厳選されたフレッシュな生乳をベースに、加熱殺菌の温度と時間を極限まで微調整。熱によるダメージを最小限に抑える技術を導入した。これにより、搾りたてのミルクが持つフレッシュな風味を閉じ込めつつ、口に入れた瞬間にスッと溶けて消える極上の口溶けを実現させたのだ。試作の回数は数百回に及び、まさに開発担当者の情熱と執念が生み出した結晶と言える。