みかんとオレンジの決定的な違いとは?プロが明かす皮・栄養・旬の真相

みかんとオレンジの決定的な違いとは?プロが明かす皮・栄養・旬の真相

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ネット上のQ&Aや日常会話で頻繁に見られるのが、「オレンジジュースとみかんジュースは同じものか」という混同です。しかし、日本の農林規格(JAS規格)および食品表示基準において、両者は厳格に区別されています。

原材料表示において「うんしゅうみかんジュース」と名乗れるのは温州みかんの果汁のみであり、バレンシアオレンジなどの果汁を用いた「オレンジジュース」とは風味特性が根本から異なります。温州みかんジュースは酸味が穏やかでやさしい甘みが際立つ一方、オレンジジュースはクエン酸のキレと特有のテルペン系香気が強く、爽快感が前面に出ます。

また、加工技術の面でも違いがあります。みかんの缶詰などで皮が美しく取り除かれているのは、アルベドの薄さを活かして塩酸と水酸化ナトリウム(どちらも中和・洗浄され残留しません)による薄い酸・アルカリ処理で膜を分解できるためです。対して皮の強固なオレンジではこの手法が難しく、ナイフによる機械皮むきが主流となっています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。