琵琶湖大花火大会において、近年大きな議論を呼んできたのが無料鑑賞エリアの大幅縮小と、湖岸沿いに設置される高さ約2メートルの巨大な「目隠しフェンス」だ。安全確保と警備費用をまかなうための措置とはいえ、これにより「有料席を買わなければまともに花火が見えない」という状況が定着した。
この環境が、結果としてプレミアム観覧席の価値を極端に跳ね上げさせた。定価数千円から数万円のシートが二次流通市場で数倍から十数倍の値で取引される事態となり、その差額を狙った詐欺グループが一斉になだれ込んできたのだ。「多少高くなっても観たい」という消費者の強い欲求が、悪質な犯罪の格好の温床となっている。