三温糖と砂糖の違いとは?茶色は体にいい説の真相とプロの使い分け術

三温糖と砂糖の違いとは?茶色は体にいい説の真相とプロの使い分け術

三温糖と砂糖の違いとは?茶色は体にいい説の真相とプロの使い分け術について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

実際の栄養成分にはどれほどの差異があるのでしょうか。文部科学省が公表している「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」のデータに基づき、家庭でよく使われる砂糖類の成分数値を客観的に比較・検証します。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価カロリー(100gあたり)三温糖:390 kcal
上白糖:391 kcal
グラニュー糖:394 kcal精製糖全般:約380〜395 kcal前後数値差はわずか1kcal。ダイエットやカロリー制限の観点では完全に同等。炭水化物量(糖質)三温糖:99.0 g
上白糖:99.3 g
グラニュー糖:100.0 g精製糖の純度基準:98%以上がショ糖成分の99%が純粋な糖質。血糖値の急上昇(GI値)にも違いはない。カルシウム含有量三温糖:6 mg
上白糖:1 mg
(参考 黒砂糖:240 mg)成人1日の推奨量:約650〜800 mg上白糖の6倍に見えるが、1回使用分(約9g)では0.5mg程度。栄養補給としての意味をなさない。カリウム含有量三温糖:13 mg
上白糖:2 mg
(参考 黒砂糖:1,100 mg)成人1日の目安量:2,000〜3,000 mg黒砂糖と比較すると100分の1程度。ミネラル豊富と謳うにはあまりに微量。製法・精製レベル上白糖の結晶を取り出した残液を再加熱して結晶化日本独自の精製糖分類(車糖)製造工程の末端で作られる砂糖であり、天然の未精製糖とは根本的に異なる。

データを見れば明らかなように、100g単位で計測してようやく数ミリグラムのミネラル差が生じる程度です。料理1回に使う砂糖の量が大さじ1杯(約9g)であることを考慮すれば、体内に入るミネラルの差はゼロに等しい数値にとどまります。「栄養補給のために三温糖を選ぶ」という選択肢は、食品栄養学の観点からは成立しない事実を認識する必要があります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。