世界中のメディアが巨額のオファーを出しても出演を勝ち取ることが困難だった時代に、なぜ一国のバラエティ番組への出演が叶ったのでしょうか。そのスマスマへの出演経緯には、当時の複雑な状況と特別な巡り合わせが存在していました。
発端となったのは、2006年のマイケル・ジャクソン来日です。この時マイケルは「MTV Video Music Awards Japan 2006」でレジェンド・アワードを受賞するために来日しており、孤児院の訪問や親交の深い関係者との面会を予定していました。その滞在期間中、マイケルのスタッフサイドから「日本のポップカルチャーを牽引するトップアーティストと交流を持ちたい」という打診が密かに行われていたのです。
そこで白羽の矢が立ったのが、名実ともに日本のエンターテインメントの頂点に君臨していたSMAPでした。番組制作陣は極秘裏にマイケル側のエージェントと接触し、単なるインタビュー番組ではなく「SMAPという稀有なグループがホストを務める最高峰のショウ」であることをプレゼンテーションしました。日本のファンを心から大切にしていたマイケルがその熱意に共鳴したことこそが、スマスマへの出演を決めた最大の理由でした。