多肉植物オーロラの育て方と紅葉の極意!先祖返りやジュレ化を防ぐ栽培術

多肉植物オーロラの育て方と紅葉の極意!先祖返りやジュレ化を防ぐ栽培術

多肉植物オーロラの育て方と紅葉の極意!先祖返りやジュレ化を防ぐ栽培術の特集記事を解説します。専門的な知識が詰まっています。

オーロラ(学名:Sedum rubrotinctum 'Aurora')は、ベンケイソウ科セダム属に分類される多肉植物で、名作原種である「虹の玉」の枝変わり(突然変異)によって誕生した白斑・黄斑品種です。両者は草姿や葉の形状こそ酷似していますが、葉緑素(クロロフィル)の含有量と遺伝的構造に決定的な違いが存在します。

虹の玉が葉全体に葉緑素を持ち、強い日照と寒さによって深みのある真っ赤なワインレッドに染まるのに対し、オーロラは葉の一部に葉緑素が抜けた斑(ふ)が入るため、紅葉時には赤というよりも乳白色が混ざり合った透明感のあるサーモンピンク〜チェリーピンクへと変化します。この色素発現のコントラストこそが、多肉愛好家を惹きつけてやまないオーロラ最大の魅力です。

比較項目オーロラ(斑入り種)虹の玉(原種)編集部の見解・管理指標紅葉時の発色ミルキーピンク〜淡い桜色鮮やかな深紅〜濃赤色オーロラは斑の白地が透けるためパステル調に仕上がる光合成能力・生育スピードやや緩慢(葉緑素が少ない)旺盛・極めて強健オーロラは成長が遅く、肥料過多による徒長に注意が必要直射日光・葉焼け耐性中程度(斑入り部分は焼けやすい)極めて高い(真夏も無遮光可)オーロラは盛夏(7〜8月)に30〜50%の遮光が安全策葉挿しによる増殖成功率発根・発芽は容易だが先祖返り率80%超ほぼ100%同形質で増殖オーロラの斑を維持して増やすなら「挿し木・胴切り」が鉄則耐暑性・耐蒸れ性ややデリケート(過湿でジュレやすい)非常に高い(放置でも夏越し可)日本の多湿期は風通しと水やり頻度の抑制が生存を分ける

見分ける際のポイントとして、成長期の夏場など緑色が濃い時期であっても、オーロラは葉の表面にうっすらと白や淡い黄色の縦縞・刷毛目状の筋(斑)が確認できます。一方の虹の玉は均一なツヤのある濃緑色を呈します。このわずかな斑の有無が、性質の繊細さと紅葉時の劇的な美しさを分ける境界線となります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。