ネット上のレシピで散見される「塩もみをしてしっかり絞ってから塩昆布を和える」という手順には、実は大きな盲点が存在します。
事前に塩もみをして水分を絞りすぎると、きゅうりのシャキッとしたみずみずしい細胞構造が破壊され、塩昆布自体の塩分と合算されてトータルの塩分濃度が過剰になりやすくなります。即日〜翌日中に食べるのであれば、余計な塩もみは行わず、叩いたきゅうりに塩昆布の浸透圧を直接作用させる方が、素材本来の食感を最大限に楽しめます。
一方、きゅうりと塩昆布のつくりおき日持ちに関しては、冷蔵保存で約2〜3日が安全に美味しく食べられる限界です。時間が経つにつれてきゅうりから大量の水分が抜け出し、調味液が薄まるだけでなく食感がしんなりしてしまいます。作り置きとして日持ちを最優先する場合は、種(中央のゼリー状の部分)をスプーンで軽くこそぎ取ってから和えることで、水分流出を大幅に遅らせることができます。