登坂広臣の魅力は、音楽業界だけにとどまらない。大ヒット映画シリーズ『HiGH&LOW』で見せた雨宮広斗役のアクションと哀愁漂う存在感、あるいは主演映画『雪の華』で演じた一途な青年役など、俳優としても鮮烈な印象を残してきた。
『HiGH&LOW』の撮影現場では、役柄の荒々しくも美しい生き様と彼自身のタトゥーが奇跡的なシナジーを生み出していた。劇中での役衣装から覗く身体のラインは、キャラクターの持つバックボーンと絶妙にリンクし、作品のリアリティを何倍にも引き上げた。スクリーンの裏側で彼が魅せた圧倒的な存在感は、演技を超えた「生の人間味」が醸し出されていたからにほかならない。