V6という母体を語る上で欠かせないのが、年長組の「20th Century(トニセン)」と年少組の「Coming Century(カミセン)」という内部ユニットの存在です。グループ発足当時、メンバー間の年齢差は最大で9歳ありました。この世代間ギャップと役割分担の妙が、グループの強固な基盤を形成していました。
日本テレビ系『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のオーディションを経て、ほぼ下積み経験がないまま大阪から上京した岡田准一にとって、すでにカリスマ的な人気を博していた森田剛と三宅健の背中は巨大でした。初期は歌やダンスのレッスンについていくことすら過酷だったと当時のインタビューでも語られていますが、三宅の細やかな気配りや森田の背中で語るストイックさに触発されながら、岡田は急速にプロフェッショナルとしての自覚を育んでいきました。
包容力を持って弟分たちを暖かく支えたトニセンの存在があったからこそ、カミセンの3人は奔放に個性を爆発させることができました。そして解散時、カミセンとしての活動も同時に封印されたことは、3人が共有した濃密な青春に対する最大の誠意であったと言えます。