突入時、パズーとシータが乗っていたのはタイガーモス号本体ではなく、上部にワイヤーで連結されていた「グライダー型見張り台」でした。このメカニック構造が、二人の命を救う決定打となります。 嵐の内部では、凄まじい稲妻と乱気流がタイガーモス号を襲い、パズーたちの乗る見張り台を繋いでいたワイヤーが破断。母艦から完全に切り離されてしまいます。 一見すると絶体絶命のアクシデントですが、重量級の船体を持つタイガーモス号が乱気流によって機体各部に致命的な負荷を受けていたのに対し、軽量な凧構造の見張り台は気流の乱れを柔軟に受け流すことができました。 ワイヤーが切れたことで機体は自由浮翔状態となり、中心部へと引き込まれる気流の渦に乗って「台風の目」に相当する中心空洞部へと滑り込みます。雲の壁を抜けた先に広がっていたのは、嵐の荒れ狂う外郭とは対照的な、光が降り注ぐ完全な静寂とラピュタの上層庭園でした。
ラピュタ「竜の巣」の正体とは?突入理由と実在気象モデルを徹底考察
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